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[4711 – Portugal Hair Tonic]頭皮の凝り、ほぐせてる?

JACK

こんにちは! JACK(@homoludens8890)です

このブログを読んでくれている友人から頭皮の乾燥について相談をもらいました。

言われてみればスカルプケアってちゃんとやってこなかったなぁと思い、インターネットや店頭でリサーチ。

スカルプケア用品というと薄毛やフケなどの悩みに対する薬用品のイメージが先行していましたが、頭皮の乾燥や凝りの解消にもいいらしいことが判明。

サンプル品をいくつか試した結果、4711Portugal Hair Tonicが一番好みだったので購入することにしました。

4711とは

1792年にドイツ、ケルンのグロッケンガッセにて、裕福な商人の御曹司Wilhelm Mülhens(ヴィルヘルム・ミューレンス)は婚礼の祝福として修道士から古い羊皮紙をもらいました。

そこに記載されていた処方に従って製造されたのが“aqua mirabilis”(アクア・ミラビリス / 奇跡の水)

当時フランス統治下にあったケルンでは全ての家に番号が振られており、ミューレンス家に割り振られた番号が4711でした。

当時複数販売されていたKölnisch Wasser(ケルニッシュヴァッサー / ケルンの水)と区別するため、ヴィルヘルム・ミューレンスはこの番号をブランド名とすることに。

最初はワインと混ぜて飲むなど健康飲料として販売していましたが、1810年にナポレオンがすべての治療薬の処方を開示するようお触れを出すと、これを拒むため「これは薬品ではなく香水である」と主張し、製造法を秘匿しました。

ちなみにこの「ケルンの水」、フランス語だとeau de Cologne(オー・ドゥ・コローニュ)と読み、「オーデコロン」の語源となっています。

日本では株式会社柳屋本店が輸入と製造販売を行っています。

参考 HISTORY4711

Portugal Hair Tonic

外観

内容量は150ml、高さは16.7cm程度。

“Hair Tonic with Oil”と書かれた乾燥肌の人向けのタイプもありますので買い間違いに注意。

商品名のPortugal(ポーチュガル)は大航海時代、ヨーロッパにオレンジを伝えたポルトガル人に由来しているんだとか。

キャップの上部には4711の文字が。

シーリングスタンプを思わせるデザインが大航海時代を彷彿とさせます。

キャップ下部には未開封の印としてシールが貼ってあります。

今回は撮影用にシールを綺麗に剥がしましたが、粘着力がかなり強いのでそのままひねってバリっと開けましょう。

瓶の背面に商品説明用のシールがありましたが、これも綺麗に剥がしてみました。

正面のシールの裏には説明文が。

記載されているのは上記にまとめた通り、4711の歴史について。

使用感

風呂上がりにタオルドライで水気をある程度拭き取ったら、ヘアトニックを直接頭皮に振りかけていきます

髪を小分けにしながら、たれ落ちないように少量ずつ。

ヘアオイルやヘアリキッドとは違うので髪に塗りたくらないように注意。

ヘアトニックは頭皮用の化粧水的な役割を持っているので、しっかり頭皮全体に行きわたるようにして保湿してあげましょう。

容器の口はこのようになっていて、逆さにするだけではこぼれません。

容器自体を振ってあげることで液が1滴ずつ垂れてくるので、振りながら頭皮にかけていきます。

指の腹で馴染ませながら頭全体に液を行きわたらせたら、軽くヘッドマッサージをして頭皮の血行を良くしていきます。

香りの立ち方は以下の通り。

トップノート:スイートオレンジ、レモン、マンダリン

ミドルノート:ネロリ、プチグレイン、コリアンダー、アーモイズ

ラストノート:エボニー、モス、ムスク

スイートオレンジの甘すぎず爽やかすぎない柔らかい香りが印象的。

時間が経つとウッディ&アンバーな香りに変わっていくので落ち着いた気分にさせてくれます。

一通りマッサージが終わったらドライヤーで髪を乾かしておしまい。

頭皮が濡れたままだと雑菌が繁殖しやすく、頭皮のターンオーバーが正常に行われなくなり、頭皮の乾燥やフケの原因となるので注意。

頭皮が乾燥しがちな人はそもそもシャンプーの仕方が間違っている可能性もあるので、正しい髪の洗い方を書いた過去記事もご参照ください。

髪の正しい洗い方はこちら☟

頭皮マッサージの方法

頭皮マッサージの際にやってはいけないのが以下2点。

  • 1日に何度もマッサージしてしまう
  • 爪やブラシでゴシゴシ力を込めてしまう

皮脂の過剰分泌や赤み、かゆみの原因となってしまうのでこれはNGです。

それ以外は特に注意することはありません。

ハンドマッサージの時同様、僕の頭皮マッサージ方法を紹介していきましょう。

ハンドマッサージの詳しい方法はこちら☟

僕のおすすめ手順は以下の通り。

  1. 指の腹で小さく円を描くように頭頂部を揉みほぐす
  2. 手の平でこめかみを挟んで前後にスライドさせる
  3. 母指球で首の付け根を挟んで小さく円を描くように揉みほぐす
  4. 額の生え際を握りこぶしで小さく円を描くように揉みほぐす
  5. 母指球で頭頂部の真ん中を押しながら前後左右にスライドさせる

写真と一緒に紹介していきましょう。

指の腹で揉みほぐして

まずは5本の指の腹で頭皮を軽く押しながら小さく円を描くように生え際から後頭部へ向かって揉みほぐしていきます。

頭頂部付近には帽状腱膜と呼ばれる筋肉を覆う繊維状の筋膜があり、血流や老廃物が滞りやすい箇所となっています。

爪を立てないよう気を付けながら揉みほぐしてあげましょう。

ヘアトニックを使うだけなら同じ方法を頭皮全体にやってやるだけで十分です。

時間があるときや肩凝りを感じたときは併せて頭の筋肉をマッサージしてやるといいでしょう。

頭の筋肉もマッサージ

頭の筋肉は大きく前頭筋側頭筋後頭筋の3つに分類できます。

まずは頭の側面、側頭筋をマッサージしていきましょう。

手の平でこめかみを挟んで軽く圧迫しながら前後にスライドさせます。

続いて頭の後ろ側、後頭筋を揉みほぐしてやります。

首の付け根を両手の母指球で挟み込むようにし、小さく円を描くようにマッサージ。

うなじの生え際には首を挟むようにして左右に「天柱(てんちゅう)」「風池(ふうち)」と呼ばれるツボがあり、肩凝りの緩和に効果的です。

写真で刺激しているのは「風池」。

「天柱」はここから指1本ほど内側にあります。

より強く刺激したいときは人差し指、中指、薬指の3本指を揃えて指先で刺激してやるといいでしょう。

さらに頭の前側、前頭筋のマッサージ。

額の生え際やおでこを中心からこめかみに向かって、握りこぶしで小さく円を描くようにほぐしていきます。

仕上げに左右の耳を結んだ線と頭の正中の交差する点「百会(ひゃくえ)」を母指球で押さえ、前後左右にスライドさせます。

自律神経を整えるツボとして知られており、押すと軽い痛みを感じます。

指先で押し込むとより効果的ですが、強く押しすぎないよう注意。

血行が良くなると頭皮がやや熱くなったように感じられます。

是非試してみてください。

まとめ

長時間続くデスクワークやスマホでの動画視聴などで知らず知らずのうちに緊張してしまう頭皮。

首や肩、頭の筋肉の緊張による血行不良やストレスは「緊張型頭痛」の原因とも言われ、苦しんでいる人も多いかと思います。

スカルプケアと一緒に頭皮マッサージで緊張を緩和させてみてはいかがでしょうか。