JACK
暑すぎて外出するだけで体力消耗してしまいますね。
例年より体感温度が高く、お盆休みはクーラーの効いた部屋から一歩たりとも出られませんでした。
数日前、久しぶりに地元に帰ってきた友人とお酒を飲んだら数杯で頭痛がしてしまったんですが、今思い返すとあれはきっと脱水症状が出ていたんでしょうね…。
皆さんもお気をつけて。
さて、前回は持ち歩き用のウォーターボトルを紹介しましたが、今回は家の中の水分補給について。
ゲストを招いたときに出すのがペットボトルのお茶ではいささか無粋というもの。
「Bar 8890」では家でもバーやカフェ気分で楽しめるドリンクレシピや関連アイテムを紹介していこうと思います。
持ち歩き用のウォーターボトルが気になる方はこちら☟
夏には水出し緑茶がおすすめ!
冷蔵庫に作り置きしておくお茶、安くて簡単な麦茶が一番多いんじゃないかな、と予想しています。
美味しいですよね、麦茶。
でもこの夏は是非皆さんには水出し緑茶に挑戦してもらいたいと思います。
(お茶関連の広告を長くやっていたのでそこそこ詳しい)
冒頭でも弱音を吐きましたが、今年の夏は暑すぎます。
日差しも強いし、体感温度が高すぎて参ってしまって…。
この夏、水出しがいい理由を3つにまとめたので是非お試しください。
ビタミンCが多く摂れる
まずは紫外線対策です。
今年は日差しが強いので紫外線も強烈でしょう。
紫外線を浴びると活性酸素が増え、シミやソバカスの原因となります。
この活性酸素に対抗してくれるのがビタミンCです。
ビタミンCには強い抗酸化作用があり、コラーゲンの生成を助けるというはたらきがあります。
ビタミンCというとレモンを思い浮かべがちですが、実は緑茶にはレモンの3倍弱のビタミンCが含有されているの知っていましたか?
参考 緑茶その他の食品のビタミン含有の比較/京都府ホームページ京都府
ビタミンCは熱によって壊れてしまうのですが、これを防いでくれるのがカテキン。
緑茶にはカテキンが多く含まれているので、お湯で淹れても熱による崩壊を抑えてくれます。
水出しにすることでより効果的にビタミンCを摂り入れることができますね。
ちなみに同じお茶でもウーロン茶や紅茶、麦茶にはほとんど含まれていないので注意が必要です。
さらに補足ですが、ペットボトルのお茶に含まれているビタミンCはお茶の変色防止のための酸化防止剤としての役割が強いので、しっかり摂取したい方は自分で淹れたほうがいいかもしれませんね。
エピガロカテキンが多く摂れる
続いて免疫機能を活性化させる効果について。
緑茶には独特の苦みや渋みがあります。
これはカテキンの仕業です。
カテキンはポリフェノールの一種で、タンニンと呼ばれてきた成分です。
緑茶を水出しすると、苦み・渋みの元となるカテキン類がほとんど抽出されない代わりに、エピガロカテキンと呼ばれるカテキンが抽出されます。
(カテキンにもビタミンのように複数の種類があります)
このエピガロカテキンは、体内に侵入した有害な細菌などを食べて殺す免疫細胞マクロファージのはたらきを強めてくれる作用を持っています。
この時期は特にこの機能について注目したいところです。
カフェインが少ない
緑茶は実はコーヒーより多くのカフェインを含んでいます。
覚醒作用が強いので、目を覚ましたいときは熱めのお茶がおすすめ。
緑茶のカフェインは抽出温度が低いと出にくいという特徴があります。
水出しにすることでカフェインを少なくしてビタミンCやエピガロカテキンが摂取できます。
ただし、ゼロになるわけではないので妊娠中など気になる方は控えておいたほうがいいかもしれません。
また、苦み・渋みの原因のカテキン類も同様に、抽出温度が低いと出にくくなります。
一方で甘み・うまみ成分のアミノ酸、テアニンは低温でも多く出ることから、お茶本来の甘みを愉しめるのも水出し緑茶にするメリットと言えます。
水出し緑茶の作り方
HARIO Official Channel – [HARIO] フィルターインボトル [FIB]
水出し緑茶の作り方はとっても簡単。
- ガラスボトルの中に茶葉を15g(ティースプーン5~7杯分)を入れる
- 水を一番上の目盛り(750ml)まで入れる
- フィルターがセットされた注ぎ口をガラスボトルにセット
- 注ぎ口にキャップをして冷蔵庫で3~6時間抽出
水を入れて冷蔵庫に置いておくだけです。
氷も一緒にボトルに入れて氷水出しにすると、よりお茶の甘みが感じられるので飲み比べてみると面白いですよ。
JACKの使用アイテム
アイテム紹介
水出し緑茶用ボトルで僕がおすすめしたいのがこちら、HARIOの「フィルターインボトル」です。
我が家にはオリーブグリーンとレッド、オフホワイトの3色があります。
洗うときに邪魔に感じたので早々に剥がしてしまったシールには、商品名の下にCold Brewed Teaという記述がありました。
水出し茶専用ボトルなので取り扱いも掃除も楽々です。
では、アイテム紹介の前にブランド紹介から済ませてしまいましょう。
HARIO(ハリオ)
HARIOは1921年に設立された日本の耐熱ガラスメーカー。
企業名のHARIOはガラスの王「玻璃王(はりおう)」が由来。
東京・神田須田町で理化学用ガラス器具の製造・販売を始めたのが始まり。
コーヒー、ティー、キッチンアイテムから自動車の照明レンズまで幅広い製品の企画・製造・販売を行っています。
HARIOの耐熱ガラスは熱や酸にも強く、電子レンジで使える特性を持っており、100%天然の鉱物から精製されています。
ガラスに泡が残らないよう、泡切り剤にも100%天然塩を使うなど素材の安全性に強いこだわりを持っているようです。
Filter-in Bottle(フィルターインボトル)
外観と特徴
続いてボトルの紹介です。
容量は750ml、高さは30cm。
手で持つとこんなサイズ感ですね。
ボルドーワインの様なボトルの形がおしゃれ。
2013年度グッドデザイン賞受賞の商品です。
キャップのカラーバリエーションはいくつか出ているようですが、公式ホームページで常に表示されているのはオリーブグリーンとレッドの2色。
価格は2,000円(税抜)、Amazonだと僕が持っているのと同じ3色が1,427円(税込)で買えるみたい。
同じ形で300mlも販売しているようですね。
注ぎ口とキャップはシリコーンゴム、フィルターはポリプロピレン製です。
フィルターはつけなくてもOK。
一番上のキャップをつけて裏側から見るとこんな感じ。
溝はよく洗わないとぬめりの原因になるので注意。
フィルターはかなり目が細かいので、茶葉をそのまま入れても注ぎ口から出てきません。
ティーバッグタイプの茶葉を使う際は必要ないので外してしまいます。
使用感
耐熱ガラスで120℃まで耐えられるので、淹れたての紅茶を入れても問題ありませんが、やはりガラスなので急な温度の変化には注意。
左のボトルには淹れたての紅茶、真ん中にはレモンとライムのデトックスウォーター、右にはティーバッグの紐を切った煎茶を水出ししています。
ちなみに上の写真で僕が使っていたティーバッグは伊藤園のお~いお茶プレミアムティーバッグ 宇治抹茶入り緑茶。
抹茶粉末のせいか色が出るのが早く、水出しの時間も短めで済むので重宝しています。
普段茶葉を使う習慣のない人はこれでも十分だと思います。
幅を取らず、冷蔵庫のドアポケットにちょうど収まるサイズなのも満足です。
我が家の冷蔵庫のドアポケットにはいつもこの3本が並んでいます。
写真ではわかりづらいのですが、ボトルの外側には400ml、600ml、750mlのところに目盛りがあります。
この記事を書くときに改めて発見したくらいなのでほとんど使う機会はなさそうです。
ボトルの口は7.1cmあり、手の小さい人ならボトル内に手を入れて洗えそうですが、僕の手は入りませんでした。
心配な人は併せてボトル用のスポンジを買っておくことをおすすめします。
注意点
使用上の注意点は2つ。
一つ目は持ち運ぶときに掴む位置。
安易に注ぎ口側を持つと、しっかりはまっていないときにボトルだけ落ちます。
持ち運ぶときはボトル部を持つようにしましょう。
二つ目の注意点は注ぎ口のセットの仕方。
ボトルにお茶をセットして注ぎ口をはめる際は、上の写真のように最初に注ぎ口をしっかりはめ込んで、
そのあとにキャップをはめるようにしてください。
キャップをはめたまま注ぎ口をセットすると空気圧でキャップが吹き飛んでしまいます。
バリエーション
650mlの水出しコーヒー用のボトルや、800mlのブルゴーニュワイン型のボトルもあるようなので、用途に応じて使い分けも楽しめそうです。
水出しコーヒー用ボトルはフィルター内にコーヒーの粉を入れるので、フィルターの形が違うのが特徴的です。
ちなみにボトルに貼られているシール、お茶用ボトルには「T」、コーヒー用ボトルには「C」が大きく書かれています。
最近は400mlポータブル用の「P」の書かれたボトルも出たようで、人気の程がうかがえます。
おまけレシピ
先ほど写真でちらっと登場したレモンとライムのデトックスウォーターの作り方もせっかくなので紹介してしまいましょう。
レモンとライムを1個ずつ細めにスライスして水を入れるだけ。
輸入物のレモンとライムは農薬がかかっているのでしっかり洗ってから入れてください。
夏はグラスに氷を入れて、これを炭酸水やジンジャーエールなどで割って飲むと美味しいですよ。
赤ワインと割ってアメリカンレモネードにしてもいいかも。
赤ワインと言えば、果物を赤ワインに漬けてサングリアにするのもありですね。
いずれ自家製サングリアも記事化しましょう。
まとめ
暑い日差しや急な寒暖差で身体は知らず知らずのうちにダメージを負っています。
ペットボトルのお茶もお手軽でいいですが、自宅でお茶を淹れてみるのはどうでしょうか。
クーラーの効いた部屋だからと油断して水分補給を怠るのは厳禁ですよ!