JACK
皆さん、年齢や性別に関係なく気軽に遊べる友達はいますか?
粋な男は人付き合いが上手く、誰とも分け隔てなく接することができるもの。
人間関係が希薄になりがち、もしくは狭い範囲に集中して排他的になりがちな昨今ですが、僕個人の意見としては顔は広ければ広いほどいいです。
人は助け合って生きる生き物ですので、誰とでも仲良くなれる能力は持っていて損はありません。
とは言え、皆がオンラインゲームをできるわけではありませんし、共通の話題や相手の好みを知るのも大変。
「THE LIBERTINES’ NOTES」ではアナログゲームやおもちゃなど、簡単なルールを共有するだけで広く楽しめる遊びを紹介していきます。
目次
PENTAGO(ペンタゴ)
PENTAGO – SOLID BIRCH EDITION
今回紹介するのはスウェーデン生まれのボードゲーム、PENTAGO(ペンタゴ)です。
2003年にこれを作ったTomas Flodén(トーマス・フローデン)はMindtwister ABという会社を設立し、ヨーロッパ市場に向けて販売を開始。
2005年にスウェーデンのGame of The YearでÅrets Vuxenspel(成人向けゲーム)賞を受賞、2006年にはフランスのToy of the YearでBest Strategy Game(もっともすぐれた戦略ゲーム)を受賞します。
2006年にプロスケートボーダーのMathias Ringstrom(マチアス・リングストローム)がスウェーデンに帰省した際にこのゲームに出会い、同じくプロスケートボーダーのTony Magnusson(トニー・マグナソン)と共にフローデンと北米での製造・販売に関するライセンス契約を結びました。
Mindtwister USAが設立され現在に至るまで、高IQグループのMENSAのMind Game Competition(心理ゲームコンテスト)で選出されるなど、世界各国で数々の賞を獲得しています。
パッケージにも大きく表示されていますね。
ちなみにMindtwister ABは2015年にMartinex社に買収されてしまっているようです。
参考 Martinex Ab – Älska vardagenMartinex Ab
参考 mindtwisterusa — HOMEmindtwisterusa
また、今回紹介するのはSOLID BIRCH EDITION。
樺の木でできたボードの商品です。
日本ではペンタゴクラシックの名前で売られているようです。
他にもプラスチック製のものや3名以上で遊べるものもあるみたい。
なかなか出回っていないようで少々価格が高騰していますね。
内容物
盤面は横14.3cm、縦14.3cm、高さ3.4cm。
外箱は横19cm、縦19cm、高さ6cmでした。
3×3のくぼみのついたボードが4枚、真ん中に十字に立てられた金属で4分割された土台の上に乗っています。
3×3のボードは乗っかっているだけで、簡単に取り外しできます。
これは完全に個人の好みなのですが、木製のおもちゃってすごくいいですよねぇ…。
各プレイヤーには駒として黒と白のマーブル(球)が18個ずつ。
付属の黒い袋に入れて使えます。
遊び方
では早速遊び方を見てみましょう。
このゲーム、簡単に説明すると「回す五目並べ」です。
プレイヤーは順番にマーブルをボードに置いていき、最終的に「縦・横・斜め」のいずれかで5個揃えば勝利です。
まずマーブルを好きな場所に置いて、
ボードを90°回転。
ボードは右でも左でもいいのですが、マーブルを置いたら必ず90°回転させます。
上の写真では右に90°回転しています。
また、回すボードはマーブルを置いたボードでなくても構いません。
これがこのゲームの面白いところで、「気付かないうちに5個揃えられちゃった!」みたいな驚きが時々生まれます。
ここで一つクイズを出してみましょう。
各プレイヤーが7手目を終え、次は白プレイヤーの手番です。
上手くいけば次の1手で5個揃うのですが、どこにマーブルを置いてどこを回せばいいでしょうか?
プレイしている気持ちで考えてみてください。
正解はここにマーブルをおいて、
マーブルを置いたボードを左に回転。
これで斜めのラインが完成しました。
皆さん、わかりましたか?
ちなみに、回転したときに白と黒両方揃ってしまった場合は引き分け。
しっかり先を読んでマーブルを置いていかないと勝てない戦略ゲームで、いい頭の体操になります。
まとめ
5目並べに「回転」という新たな要素が加わったPENTAGO、我が家ではゲストに人気のあるゲームの一つです。
ルールが「置いて、回して、5個揃える」というシンプルさなので、誰でも気軽にプレイできるところも魅力です。
推奨は8歳以上となっていますが、子供の頃からプレイするのはいい教育にもなりそう。
日本では流通数が少なく、価格が高騰しているのが悩みどころ。
定価でゲットできるときは早めに入手しておいたほうがいいかも。